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Climate Witness: Augustine Yelfaanibe, Ghana

Posted on 12 August 2008 | en es ja

Augustine Yelfaanibe, Climate Witness, Ghana

Augustine Yelfaanibe, Climate Witness, Ghana

City of Wa in the Upper West Region of Ghana.

City of Wa in the Upper West Region of Ghana.

Maize (top) and groundnuts on a farm in northwest Ghana.

Maize (top) and groundnuts on a farm in northwest Ghana. These pictures were taken on Monday, 11 August, 2008. Normally these crops should have been almost ready for harvest by this date. Here, they are not even flowering.

私はオーガスティン・イェ ルファーニベといいます。36歳です。ガーナのアッパー・ウエスト州にあるナンドムという小さな町で生まれ育ちました。この町はラウラ県の首都から30キ ロ北に位置していて、約1万5,000から2万人のダガラ族の人々が、伝統的な暮らしを送っている地域の中心地です。ダガラの人々は、ほとんどが農業で生 計を立てていますが、その大半は生きていくのに精一杯の生活です。

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厳しい気候の中で

このアッパー・ウエスト州一帯は、アッパー・イースト州、ノーザン州と共に、ガーナ北部を含む広大なサバンナの一部です。植物相はギニア・サバンナ型で、 シアーバターノキ(アカテツ科)、バオバブノキ(パンヤ科)、ヒロハフサマメノキ(ネムノキ科)、インドセンダン(センダン科)など、乾燥に強い木がまば らに生えています。

この北部3州は、植生が似ているように、気候も似ています。11月上旬から3月下旬までの乾季、4 月上旬から10月末までの雨季と、2つの季節があり、私たちは、雨季に農作業を行ないます。乾季には特に夜と早朝に、乾いた砂まじりの貿易風「ハルマッタ ン」が吹くため、気温が下がり、もやがかかるため、昼過ぎまで気温が上がりません。夜間の最低気温は15度くらいになりますが、一番暑い季節、つまり雨季 の始まる直前の3月末頃には、最高気温が約40度にもなります。この地域の寒暖の差は、とても幅があるのです。

この厳 しい気候のため、たとえ温暖化による悪影響がなかったとしても、この地で暮らしてきた住民は、さまざまな難題に取り組まなねばなりませんでした。そして 今、人々は環境の悪化、特に最近では目まぐるしく変わる気候の下、多くの適応策で日々の困難に立ち向かっています。

変化する雨の降り方


私が子どもだった1970年代中頃から1980年代後半頃までは、3月も半ばにならないと、雨季の気配は感じられませんでした。しかし最近は、雨が早く降り始めるようになり、多くの農家は新年のお祝いがすんだ直後から、耕地の手入れに忙しくなるようになっています。

落花生、豆類、そしてトウモロコシなど、収穫時期の早い作物を植えるためです。こうすることで、食料が最も乏しくなる7月に、毎年備えるようにしています。

以前は、雨の降り方をもっと正確に予測することができたので、農家は適切な農作業の計画を立てることが出来ました。雨が降らないとか、雨が不足することは 稀な事で、土地の農家では長く「このような現象は悪いお告げだ」と信じられてきました。例えば、誰かが農場で性行為をしたとか、人を殺してその土地に血を 流したため神の怒りを買った、と考えていたのです。

雨が非常に少ないという問題は常にありましたが、この地域の収穫はいつもまずまずでした。農家にとって食糧不足が深刻になる7月の気候も、比較的短いものでした。

ところが今では、農業の要となる雨期の始まりそのものが、大きく変わってしまいました。この20年ほどは、農家は雨の降り始めの時期を予測することがとて も難しくなっています。雨の降る時期が遅くなった場合も、雨の降り方がとても不安定で、以前よりも雨の量が激しく変化するのです。雨がほんのわずか降り始 め、そのまま終わるか洪水になる、あるいはその反対のことが起こる、といった具合です。

農家は毎年のように「雨不足で収穫が少なかった」、または「雨が降りすぎて収穫が少なかった」のどちらかの不満を口にしています。

どれくらいの雨が降るのか、それを確実に予測できるかどうかは、この土地に暮らす貧しい農家が頼りとする作物の生産量に、大きな影響を及ぼします。
例えば2007年の初めは雨が少なく、干ばつになりました。そのため作物のほとんどは枯れかけたのですが、突然豪雨となり、ガーナ北部一帯では深刻な洪水 が起きました。また、2008年の農作期には、ほとんどの農家が、例年の収穫時期の6週間前になって、やっと主な作物の植付けを始めることができました。 以前であれば、豆の花が咲き、落花生が収穫できていたはずの時期です。

干上がる川

一年中水をたくわえていた小川や池が、雨が止んだ数ヵ月後に干上がってしまうこともあります。

これは雨不足と気温上昇とが同時に起こっているためだと思います。牧畜を生業とする多くの人々が、この影響に苦しんでいます。乾季に十分な飲み水が得られ ないため、水を求めて家畜を長距離移動させ、その間に盗まれてしまったり、移動中に死なせてしまったりするためです。

通常「7月」は1年の7番目の月のことですが、この土地に古くから住んでいるダガラやダガーバと呼ばれる人々の間では、「収穫の一番少ない季節」を意味す る言葉として使われてきました。実際、7月は、サバンナのほとんどの農家で食糧の蓄えがなくなり、その年の作物の収穫を待つ季節です。そして、この時期は かつて、収穫期の早いヤムイモや豆、トウモロコシ、落花生などの収穫が始まる時期でした。

以前は、雨が降ることがあったので、この期間は比較的短かったのですが、現在は、この食糧の全く無い時期が、あるいは作物の収穫の少ない時期が、早ければ 4月から始まり、9月中旬まで続くようになりました。農家によっては、生活が非常に困難な状況に陥っています。

このような状況を引き起こす理由は、地球温暖化に関係があると私は確信しています。

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